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小林よしのり
2024.3.24 10:11日々の出来事

人は優秀な人間に嫉妬して、キャンセルしたがる。

人は必ず優秀な人間に嫉妬する。
大衆はスターの転落が大好きだ。

大衆は「平等主義」に脳髄まで侵されているから、自分と
スターの巨大な差異を認めたくない。

スキャンダルは、運にも才能にも努力にも見離された
自分の退屈を紛らわせる最高のご馳走だ。

スターのイメージが崩れ、自分と同じ全体の部品に過ぎない、
実は卑小な存在に過ぎないと思える日を、今か今かと待って
いる大衆。
彼らは、今やスターの、一時のイメージダウンだけでなく、
過去に遡って存在を消す「キャンセルカルチャー」にまで
発展させたいと、ドス黒い欲望を抱いて待ち構えている。

大谷翔平だって、その餌食になる危険性は捨てきれない。
「人権」という新たな西洋イデオロギーを手に入れた馬鹿大衆を、
日本の庶民に戻す書が『日本人論』だ。
これを普及させて、「キャンセルカルチャー」の防波堤を作り
たい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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